ちょっと真面目な話から。 今話題の素材「生分解性ポリエステル」と サスティナビリティーについて。1 

ちょっと真面目な話から。 今話題の素材「生分解性ポリエステル」と サスティナビリティーについて。1 

2021-06-14 0 投稿者: katsu

ここから始まる章は+/+カテゴリー(自転車)と等しく大変マニアックで、興味が無い人には退屈な話しです。そして、このカテゴリーは現在進行形の仕事(プロジェクト)がメイン。とにかくお付き合いください。

さて。。。

これら分解するプラスティック等は、かなり以前から開発されています。タイプとしては大まかに2種類あると思ってください。

まず1つ目。これは放置しておくと(荒っぽい言い方ですが)勝手に自然分解するタイプの物です。

使用例としては例えば「釣り疑似餌」など。釣りをされる方であれば当然経験あると思いますが、藻や障害物に根がかりし、ワームなどを水中に残してしまった場合、これらが自然に分解されていくという物です。じゃあ糸や針は?と色々その他の物もありますが、取りあえず少しでもゴミにならないようにと考えられた物。

当然これらは自然に分解(朽ちていく)されるので長持ちはしません。そういう意味では「生」素材みたいなものと思っていいと思う。

写真 エコギア(Ecogear) ワーム キジハタグラブ

2つ目。上記弱点を補った物。ある一定の条件の下で分解される物。その条件とは「特定の微生物」の存在です。

原料開発者の話しによると、特別な分子構造?で作られた素材。これら微生物がいる堆肥内に加水し埋めておくと、約1年ほどで、わずかな水、わずかな二酸化炭素に分解してしまうという事です。微生物が分解??と言うと何か混乱してしまいますが、単純に言うと「微生物が食べてしまう」という事です。そうこのポリエステルは彼ら「微生物の餌」となります。これらは「コンポスタブル」”Compostable”=堆肥化と言います。いわゆる微生物など生き物に消化してもらい堆肥にしてしまうという事。

ポリエステル(プラスティック)が餌として消化されてほぼ無くなってしまいます。わずかな水、わずかな二酸化炭素、わずかな繊維となった以外はどこに行ったの?という事ですが、微生物にエネルギーが移行したという事です。このエネルギーは堆肥に残り、この堆肥からまた次の命に(草や木々)エネルギーが循環される。サイクルです。

この「堆肥分解ポリエステル」。開発当初は素材の癖が強くなかなか製品化に至らなかったのですが(固かったり、加工が難しかったり)ようやく通常の使用に十分以上耐える事が出来るところまで開発が進んですでに商品化、販売されています。

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