Bicycle Customize Fuji NAOMI & TRACK ARCV ロード&ピストバイク カスタム  Consideration about Chinese carbon wheels1

Bicycle Customize Fuji NAOMI & TRACK ARCV ロード&ピストバイク カスタム  Consideration about Chinese carbon wheels1

2021-03-04 0 投稿者: katsu

いわゆる”中華カーボンホイール”についての自分の考えと感想です。

TRACK ARCVに使用中の R60mm東レT700 3KカーボンとF東レT700UD 3バトン

これらのホイールは、AliExpressで同じ物がたくさんの別のお店から販売されています。この場合出所(製造元)は同じで、取引販売店が各自価格を決めてNET展開しているので安心できる安い販売店を探して購入できればかなりお得です。

シングルのRホイールは安い物ではセットで約3万6千円~4万円(60mm~88㎜)またNAOMIに装着のロードホイールのセットでも約4万円くらいから購入できます。

NAOMIに使用している F/R38mm 東レT700UDマット(ICANの無地仕様)

中でもICANなどは、最近かなり名が通っていて”定番”的メーカと思います。通常これらは1年ないし2年保証期間が有り、アフターサービスはかなり手厚いです。このくらいのメーカーになると日本国内での対応も可能で(内容によって)仮に不良交換となった場合返品先が国内というところもあります。

実際、私は1度間違った仕様の物が届き、即交換。この場合中国に送り返す事になったが、その分(送料分)補修パーツ等で補填してくれた(交渉次第です)

そして。ロードホイール約3年、ピストホイール約2年使ってどうだ??と言う話し。

「正直、全く問題ないです。」

精度について、出荷時の精度はなかなかで、販売時の誤差表記以内に十分収まっています。半年使用して1度振れ取り行いましたが、素人の自分でも簡単に修正出来る範囲です。その後2年使い、もう一度触れ取りしましたが、スポーク3本を1/4回転もしない範囲でかなりきっちり振れ無し状態キープできます。

これでノーマル鉄下駄より1㎏近く軽く、また安いという事は「気を使わなくて良い」という事でもあり、普段使いとしてもすごく使い勝手が良いです。

賛否ある”ホイールバランス”(ウエイト)について、最大12g程度がバルブの対面に必要です。しかしこの重さは単にバルブの重さと同等です。

なので、ホイール単体では、ほぼ”無い”です。これが最も如実に現れたホイールは”バトンホイール”でした。

この3バトンホイールデザインは、ZIPP3000(1990年モデル)のレプリカの様です。金属スポークや一般的な、いわゆる”ハブ”を使用しないカーボンだけで構成されたホイール。

40mmバルブのチューブとタイヤを付けた状態でバランスとってみたところ、2gしかウエイトを必要としませんでした。

これら中国本土にあるカーボン製品を制作するファクトリーの大半は、GAIANTをはじめとする世界中のバイクブランドのOEMを台湾経由で行っている。見極めが出来るなら同等クオリティーが1/5程度で入手できるのでとてもありがたい。

マクロな視点で(経済的に)”それもどうなの??”とは思うところも当然ありますが、かといって5万で消費者に渡せる物が20万くらいでブランドとして販売している現実も”それもどうなの??”と思うと思う所もあります。

どっちが正しいか?それは私にはわかりませんが、間違いなく満足できる結果は出ます。

すでにメジャー?なICAN以外に、今自分が注目している中華カーボンファクトリーは、OG-EVKIV と CSC 

どちらにも東レT800を使用したカーボン製品があります。T700とT800 の違いについては、基本番数が大きい方が強度等が高く製品自体を薄く仕上げる事が出来るため「より軽量」に仕上げる事、また「より強く」する事が出来るという事。

ただそれが良いかどうかは又別の話しで、固いと体への負担(疲労)も大きくなるのも事実。

使った感想として、一番大きくメリットを感じた部分は「軽さ」。次に振動吸収。十分以上カーボンホイールの恩恵は受けています。剛性に関しては正直あまりよくわかりませんが、ピストのリアに導入したT700 3K 60mmに関してだけは縦剛性は十分以上感じますが横に関しては逆にすこしソフトな印象ありました。

またピストFのバトン。理屈でいえばこれが一番ゴツゴツするはずなのですが、意外にもなんの違和感なく単純にバトンホイールの空気抵抗の少なさの恩恵のみダイレクトに感じます。

色々感じた中で、38mm程度のリムでもすでに十分な横風の影響ありますので、逆に割り切って、次はT800×50mmというリムも良いかな?と思っています。

T700の38mmとT800の50mmはほぼ同じ重量で、T800の38mmとなるとさらに今より軽くなり。その分違うハブを使ってセラミックベアリング仕様を導入するという事も考えられます。夢は膨らむwwそしてそれらを安く安心できる環境で行えるという事です。

2に続く→