Bicycle Customize Fuji NAOMI・TRACK ARCV / Calamita Due +。腰を痛めてわかった事。サドルの比較。

Bicycle Customize Fuji NAOMI・TRACK ARCV / Calamita Due +。腰を痛めてわかった事。サドルの比較。

2022-10-01 0 投稿者: katsu

先日ぎっくり腰になってしまいました。約一週間たってようやく先日・今日と自転車に乗ることが出来ました。

いつもの多摩川CR。久しぶりに走ると風景が一変!かなり生い茂っていた草が綺麗に刈られていた。

枯れた草のにおい。秋をかんじました。

      で

一昨日はCalamita Due+、今日はNOMI、2台に乗った。一昨日は腰の具合にまだ少し不安があったので乗り心地の良い方を、翌日は夕方から雨が落ちてきたのでお休み。そして今日、実は一昨日より明らかにある1箇所が痛かったのですが、ハードな乗り心地のNAOMIに乗ってみた。

大鳥居に到着し、自転車を立てかけて設置されているプラスティックのデッキチェアで休憩。

この時頭の中は意外な結果についてすこし整理が必要な状態になっていた。

そう、どう考えても、どう思い出してもTaioga Spyder Twintail 2 の方が腰が楽だった。

両方カーボンレールです。座面自体がハンモックの様に貼ってある構造で座面自体が大きくしなる事で突き上げ的な振動を消す仕組みになっていて、TAIOGAは硬さの違う2種類の樹脂でメッシュになっていてBrooksのC13C(カンビュウムシリーズ)は天然ゴムにリサイクル繊維で防水加工された布が貼ってあり、バネでいう所の「レート」的には大体同じようなたわみ方。

違いは、BrooksのC13Cはゴムの特性そのまま1回のストロークでは収まらず、ほんのすこしリバウンドしながら振動が消されていく感じで、(いわゆるおつりがくるという事)TAIOGAにはそのおつりが無くサスペンションで言えば「ダンパーが効いた」感じの様にリバウンドが無い。

この感覚と、素材からくるあたり具合やリバウンドの有無でTAIOGAの方は「硬く」Brooksの方は「柔らかく」感じます。

また、座面形状がかなり複雑に出来ているTAIOGAはお尻に「面」が多くフィットするので、硬さはあっても座り心地がよく、C13CはBrooksの代表的なレザーサドルと違いお尻の形にはなじまないので肌あたりはすこしソフトに感じるも腰骨の先端で「点」で支える部分が出来るので、楽だけどすこしフィットしきれない。

この特性の違いで、(A)TAIOGAはアルミフレーム+カーボンシートピラーで、また(B)BrooksC13Cはクロモリフレーム+アルミ(ジュラルミン)シートピラーを使用して装着していて、この(B)の組み合わせが、フレーム自体の特性「ウイップ感」とうまくリンクして乗り心地が良い状態になっています。

この「ウイップ」感=しなりという物は、特にプロモリブデン鋼で作られたフレームではリバウンドを発生させ、そのリバウンドが次の推進力のはずみとなって独特のリズミカルな走行感につながる。結果乗りやすい、優しい印象を感じる事になると思っています。

で、話が長くなったw。このウイップが生み出す反発。これがぎっくり腰の様な腰の故障を抱えた状況では、その反動が邪魔と感じてしまい、今日の様な結果になる。

改めてこのTaioga Spyder Twintail 2 with CarbonRailsが「とても優れたサドル」と再認識に至りました。このサドルのフィーリングも固いアルミフレームと組み合わせる為、多くのシートポストを試す事になって今に至ったのですが、今のシートポストがやはりベストマッチなんだろうな~と、こちらも改めて認識出来た。

お尻の形は当然個人差があるので、すべての人に当てはまる答えではないですが、。。。

見た目、またその存在感で一度NAOMIに装着し、その後コレクションアイテムとしてお蔵入りしていたC13C、クロモリと相性がいいという事が解ったので今満足はしていますが、今日の結果でこれが280gとBrooksとしては最軽量であっても、決して軽くないこれが「果たして本当にベストなのか?」という疑問もすこし湧いてきた。