クラシック・パナチタン FCT28TT 8。 試走してみた。

クラシック・パナチタン FCT28TT 8。 試走してみた。

2023-01-14 0 投稿者: katsu

繰り返しますが。。。取りあえずいつものコースへ。まず部屋から階段を下りて外に。重量差に関しては300gほどの差なのでまず問題なく階段を下りて、と、いつもの通りの印象。よかったw

漕ぎ始め。

ハンドル周りが軽いです。またヘッドパーツもかなり軽く回ります。これはヘッドパーツ自体の良さというより、ワイヤールーティングの良さでワイヤー類がハンドリングの抵抗になってない事によるところが大きいかな?

そう、ワイヤーの取り回しに無理が無くすごく良く出来ています。

現行物はCalamita DUE+と同じ様な取り回しですが、このバイクはヘッドチューブにワイヤーストッパーが溶接されていて、単体ではあまり良い見た目では無いですがヘッドチューブにワイヤーアウターが接触しないのでハンドリングに影響しません。

路地を出てすこし広い道路で漕ぎ出す。

確かに柔らかい。特に前三角が感覚的にCalamita DUE+よりソフトでなおかつNAOMI並みにクイックな感じもします。不思議。

徐行区間を抜けていつもの感じで踏みこんでいく。

加速に関しては、軽いのでいい加速しますが、当然アルミのそれよりほんのすこし後からついてくる感じがします。ただそれは極低速の初期段階を過ぎれば結構いいレスポンスで車体がついてきて踏み込んだなりの加速をします。

コーナーや曲がり角の挙動は柔らかさは感じますが思った以上にクイックで結構旋回します。

Calamita DUE+はナチュラルでどちらかと言えばすこしアンダー気味の挙動になるのですが、このバイクは旋回始まるとかなりアルミ(NAOMI)のそれに近く「クルッ」と回ります。

フロントフォーク、ホイール、タイヤすべて同じ条件なので、本当にNAOMIをすこし乗りやすくした感じです。なので走り全体の感想としてはほぼこのフロントフォーク、ホイール、タイヤの組み合わせ通り引き継がれ、なんと表現したらいいか?難しいですがCalamita DUE+のウイッブ感とは別の反発力が伝わります。クロモリより反動スピードが速く、また小さく、そして柔らかいけどしっかり芯がある感じです。

改めてフル装備の重量を計ってみた。

前回と誤差の範囲で、今回は8565g。なので四捨五入して8600gと判断しています。

手で持った感じは当然NAOMIに感じた「お!やっぱ軽い」という印象ではない事は確かですが、十分以上軽いです。

フレームの特性上乗った印象でもNAOMIほど「軽い」という感じはないですが、その分落ち着いている印象と、やはりハンドルの取り回しの軽さからくる軽快感は感じます。

実は、前回すこしだけ乗った時からステムを変えています(‐10°のT1000製→-17°のT700製)。

このステム角度の違い、Calamita DUE+ではハンドリングに大きな変化を感じなかったのですが、このバイクはアルミバイク並みにその違いがでます。要するにそれくらいフレーム自体は結構しっかりしているという事です。なのに前三角のフィーリングが細いクロモリのCalamita DUE+より優しい印象があります。

今回-17°を使用する事でレスポンス良すぎと感じた事を少しだけ落ち着かせることが出来た。

余談になりますが、これがCalamita DUE+のフル装備の重量です。520~530gほど重いという事です。

が、

これ、サドルとシートポストで200g以上重い物を使っての数値なので、同じ条件では300gほどの差しかないです。Calamita DUE+のフレームがクロモリなのに相当軽いという事でもあります。

結果、NAOMI・FCT28・Calamita DUE+は約300gずつの重量差という事です。

この重量差にも表れた様に、よく言われる「チタンフレームはクロモリとアルミの中間くらいで互いのいいとこどりしたような感じ」という事で、操作した印象もまさにその通り。

もうすこし走り込んでみて総括しようかな?と。

バーテープはまだ解決していませんが、取りあえずまさかの「真っ黒フレーム」購入という事で、想像以上に落ち着いてジェントルな雰囲気に仕上がりました(笑)

NAOMIとFCT28の写真を重ねてみた。

他社含め、チタンバイクにもジオメトリやパイプ径など色々違いがあるので、単純比較できないですが、今回はフレームのみ交換でポジションも全く同じ、ジオメトリーも多少の違いはありますが、フォークもステム、クリップ位置も共通だったので、純粋にフレーム素材の違いをしっかり確認できました。

アルミに十分耐える剛性があるホイールやフォークは十分チタンでも使え、むしろフレームが柔らかい分その剛性感の恩恵を感じます。

又、アルミではすこし「もっさり」した感じのあったホイールもクロモリでは結構しっかりした印象もあったので、これらパーツ類の組み合わせは本当に重要だし、面白いし、味付けや乗り心地にも大きく影響するので、バラ完は面白いですねw

←7に戻る     9に進む→